当団は2011年に上智大学管弦楽団の卒業生を中心に発足したアマチュアオーケストラです。
東京、神奈川を中心に活動し、年1回定期演奏会を行っています。
団名に冠した "Goldberg" ですが、これには二つの思いをこめています。
1.常任指揮者の御名前から
"Goldberg" をドイツ語で訳すと、 "Gold" は "金" 、"Berg" は "山" で「金山」。そう、何を隠そう当団の常任指揮者である金山隆夫先生の御名前からを訳しています。
金山先生には大学生の頃から大変お世話になったメンバーも多く、金山先生に当団の常任指揮者に就任していただくにあたり、頂戴しました。
2.グレングールドの思想
カナダの著名なピアニスト、グレン・グールドが弾いた代表曲の一つにバッハの「ゴルトベルグ変奏曲」があります。
「芸術の目的は、瞬間的なアドレナリンの解放ではなく、むしろ、驚嘆と静寂の精神状態を生涯かけて構築することにある」
という彼の有名な言葉にあるように、常に変化し、成長の出来る楽団という意味がこもっています。
設立経緯から、当団は大学生当時を振り返る/懐かしむという同窓会的な側面と、 グレングールドの思想のように変化しながら様々な音楽を構築していく音楽団体という2つの側面を持っています。 一見相反するこれらの側面を融合し、演奏会に来ていただくお客様と音楽を通じて喜びを分かち合えればと思います。
ゴルトベルク フィルハーモニカー常任指揮者、金山隆夫。1981年、上智大学入学と同時に指揮法を学び始め、小林研一郎氏に師事。同大学卒業後渡米しセントルイス交響楽団で3年間、レナード・スラトキン氏のもとに研修を続ける。
1990年カナダで行われた指揮者講習会で最優秀指揮賞を受賞。同時に講習会の指揮者であったオットー=ウェルナー・ミューラー氏の強い招きにより、オーディションなしの特例で同年カーティス音楽院指揮科に入学。同院卒業後、1994年からはブルーノワルター記念奨学金を得てジュリアード音楽院に在籍。卒業後、1998年から2001年、ワシントン・ナショナル交響楽団副指揮者、2000年から2004年、ワシントンDCユースオーケストラの初代常任指揮者を務めた。
2004年に帰国し、2017年7月には来日したデトロイト交響楽団に副指揮者として同行するなど、国内外で精力的な活動を続けている。現在ゴルトベルク フィルハーモニカー、オーケストラディマンシュ、カラー・フィルハーモニック常任指揮者。上智大学管弦楽団指揮者。
当団の演奏会チラシに登場している牡羊のマスコットキャラクターがゴルトベル君です。 第2回のチラシから毎回登場しています。また、最近ではtwitterやFacebookのアイコンとしても登場しています。
ベル君は、当団のチラシデザインを依頼している「ながれだ あかね」さんにデザインしていただきました。 今後も演奏会チラシやSNSなどに様々な格好で登場しますので、どうぞお楽しみに!
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。 現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、 音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。
あかねさんには定期演奏会のチラシデザインをお願いしています。また、最近ではベル君を使用した当団のロゴも製作いただき、 Twitterのアイコンとしても使用させていただいています。
未就学児と一緒に聴きに行けますか
当団の演奏会では基本的に年齢制限はありません。
ただし、小さなお子様が泣き止まない等演奏に支障をきたす場合、一時的に退席をお願いする場合はございます。
入団・見学希望なのですが
当団では演奏会毎に団員を募集しています。基本的には昨年度団員のつてでの募集となりますのでご了承ください。
入団希望なのですが、メンバー上智オケの方ばかりでしょうか…
当団は上智大学管弦楽団の卒業生を中心に設立しており、確かに卒業生メンバーが多いです。しかし、比率としては半数程度で、残りの半数はそれ以外の大学オーケストラの出身者の他、吹奏楽、ジャズなど幅広い背景のメンバーがいます。「上智オケ出身じゃないから馴染めないんじゃないか」といったことはないと思います。
どんな活動をしていますか
1年に1回、例年10月~12月ごろに定期演奏会を開催しています。
練習回数は10数回で、夏の終わりごろに1泊2日合宿にも行きます。
どういった曲を取り上げていますか
当団では特別に取り上げる曲は決めていません。毎年参加予定の団員から意見を募集し、最終的には投票で曲目を決定しています。